
当院では鍼灸治療の際に科学的根拠を大切に現代的なアプローチを常に検討しています。なぜ鍼灸治療をすると症状が改善されるのか?そんな疑問に答えるためにここでは現代の科学的根拠についてお伝えします。
以下、専門的内容を左側へ、患者様や一般の方へは解りやすく要約した内容を右側にそれぞれ書いてゆくこととします。
◎低周波置鍼療法について
鍼通電刺激においては刺激の頻度や強度、その組み合わせ方によって鎮痛効果に差があることが示唆されている。
□刺激の頻度について
実験において4Hzの鍼通電刺激による鎮痛効果は少量のナロキソンで拮抗されるが200Hzの鍼通電刺激による鎮痛効果ではナロキソンで拮抗されない。
このことから低頻度の鍼通電刺激では中枢神経系内の内因性オピオイドが関与する鎮痛系の賦活による効果が発現していると考えられる。【下降性疼痛抑制系】
上記から高頻度の鍼通電刺激では内因性オピオイドが関与しない鎮痛系の賦活により効果が発現するものと考えられてきた。【ゲートコントロール(脊髄分節性の痛覚抑制)】しかし近年のラットを使った研究では高頻度の鍼通電刺激でも内因性オピオイドが関与する可能性が報告されている。
低頻度
視床下部ーPAG-延髄ー延髄後角系による
・エンケファリン
・βーエンドルフィン
・エンドモルフィン
オピオイド受容体
・μ受容体
・δ受容体
高頻度
橋結合腕傍核ーPAG-延髄ー脊髄後角系による
・ダイノルフィン
オピオイド受容体
・κ受容体
□刺激の強度について
・3mA以下の鍼通電刺激では強度依存的に鎮痛効果が高まる。
・2Hzや15Hzの単独の鍼通電刺激より2Hzと15Hzが3秒ごとに切り替わる方がより鎮痛効果が高い。2Hz~100Hzでも同様の効果があるが、脊髄環流液中のダイノルフィン前駆物質とエンドモルフィン前駆物質の含有量が増加したことも報告される。
交通事故・労災について
当院では交通事故や労災の治療もおこなっております。
交通事故・労災の患者様負担は初回から治療終了まで0円です。
太陽堂スタッフは、この10年間に関東3都県において多くの交通事故患者さまの臨床に携わってまいりました。その経験から、事故後の手続きや医科への受診の詳しい方法・保険会社さまとの対応・病期に応じた治療まで万全の対応を行っております。早期の治癒を目指し(通常1~3ヶ月前後)、患者さま満足度は多くの症例において高いご評価をいただいております。お困りの際は太陽堂まで、ぜひご相談ください。
また、お仕事などの都合で通院が難しい場合もご相談ください。
時間外や休日診療も対応させていただきます。(Q&Aもご覧ください)
ご相談の際「交通事故の治療」「労災の治療」とお声をかけてください。
他院での治療や診察、レントゲン撮影を終えた後でもご相談いただくこと
があります。整形外科や内科にかかっているものの、徒手的な治療(マッサージ整体・運動療法・リハビリなど)や物理療法(冷温罨法・電気治療など)をご希望されている方、転院をお考えの方は現在のかかりつけ院に通いながら治療を受けることもできます。
当院スタッフの男女2名は整形外科での診療室・リハビリ室での勤務経験
もあり、必要に応じてかかりつけの病医院さまとの連携もいたします。
皆さまが気兼ねなく治療に専念していただける環境を
ご用意してお待ちしております。
□交通事故治療について
Q. 交通事故にあったらまず何をしたらよいでしょうか
A. まず安全確認の後、警察への届出を行います。加害者からの報告は義務ですが、被害者が届け出ることも必要です。(とくにケガを負った場合は「人身扱い」の届出が重要です。)また、仮渡金の請求などで必要となるので、早めに自動車安全運転センターから、『交通事故証明書』の交付を受けましょう。事故状況や双方の情報収集や写真など現場の記録を残すこと、目撃者がいた場合は連絡先の確認をしておくと良い