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鍼灸名人代田文誌先生


長野県の鍼灸師会 初代会長もされたという故 代田文誌先生の映像が医道の日本社に保管されていたそうです。現在ホームページ上で公開されています。

太陽堂が鍼灸道を志すきっかけとなったものに『鍼灸真髄 澤田流聞書』(代田文誌先生 著)という本があります。大正時代当時の日本において鍼灸の大名人として活躍され、現在の日本の鍼灸にも多大な影響を残した偉大な鍼灸師・柔整師であった澤田健先生。その高弟であり、鍼灸澤田流を後の世に正しく伝え、後進の育成にもご尽力されたのが代田文誌先生でした。

太陽堂は3代目にあたりますが、先代の父もまた『鍼灸真髄』から多大な影響を受け、

開業前には東京小石川の澤田先生墓前に参ったと聞いています。

また、長野市内での開業であったため、ご高齢の患者様に灸をすえようとした際に澤田流の灸跡を発見し、たずねたところ半世紀以上前に代田先生の施灸された跡であったとのことで、やはり『鍼灸真髄』に書かれていたとおりの灸跡に感動したということでした。

現在の日本では現代医学的鍼灸、東洋医学的鍼灸(古典的)と大きく2つの流れに分類することができるかと思います。もちろんどちらにも様々良いところがあって、決して切り離して考えることはできないものですが、澤田流の鍼灸道は影が薄くなりつつあるようです。

理論は常に時代の先端の研究によって精査されるべきものですが、その心はずっと受け継がれていくべきものだと感じます。

先人の先生方に敬意を表して。

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